プロ野球の球団経営は楽ではない
プロ野球はキャンプが終わりオープン戦が各地で開催される時期になると、各球団とも優勝を目指し監督、各コーチ陣の指導の下開幕に向け最後の調整に励みます。
プロ野球にはセリーグとパリーグがあり共に6球団で春から秋にかけて総当たりのリーグ戦を行い優勝が決まります。12球団の内球団運営が順調なのはセリーグの巨人、阪神だけで殆どの球団がその経営に苦労しています。巨人は某新聞社、阪神は某私鉄電車が親会社ですが、ホームグランドで開催されるゲームの殆どがほぼ満員でテレビ中継も盛んに行われ経営状態は良好です。その他の球団は基本である入場者数の増加に知恵を絞っています。兎に角ゲームに勝ってファンを喜ばせ、多くのお客に観戦に来てもらうと言う基本的な観点に立ち戻り有力選手の補強を行い、必要であればアメリカの大リーグから実績のある選手を入団させています。
更に入場料収入以外にも球場内のレストラン、売店の売り上げ増対策、球団ショップに依る応援グッズ販売、球団ネーム入りのシャツ等の販売強化を行っています。しかしながら現状では多くのプロ野球球団の経営は赤字でその補填を親会社が行うと言う図式は変わっていません。黒字化を目指し更なるアイデアを各球団とも検討中です。